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奇仏巡礼(6) 岩谷観音磨崖仏

久々に、自分でも忘れかけていた気がする奇仏巡礼シリーズ。
また吐き出してゆきましょう。

今回は福島県にある岩谷観音磨崖仏。
福島駅からバスにゆられ、何の変哲もない、「日赤前」バス停で降ります。
降り立った街はいかにも磨崖仏が!というような風情はなく、あたりはただの住宅街。
もちろんマイナーなディープ磨崖仏のため、分かりやすい案内板はありません。
「なんとなく」という勘をたよりに住宅街をうろうろしていると、幹線道路を一本裏に入ったところにそれらしき急階段を発見。

magai5.jpg

おそらく写真では伝わりませんがびっくりするくらいの急階段。
それをよいしょと登りきると、ありました。
小振りながらもしっかり彫られた磨崖仏群です。

magai4.jpg

岩盤に直接彫り込まれた磨崖仏群は、一つ一つの仏像は小さいながら、雰囲気は抜群。

magai1.jpg

午後の傾いた西日にくっきりと仏像たちが浮かび上がります。
有名な観光地では決してないのですが、こういうのを見つけると嬉しくなりますね。

こちらの岩谷観音磨崖仏の来歴ですが以下のような説明がされていました。
岩谷観音は応永二十三年(1416)に観音堂が建立されたのにはじまる。江戸時代、宝永六年(1709)頃から岩谷一面に、西国三十三所観音をはじめとして、庚申・弁財天・釜神などが彫られた。風化は著しいが像容は優れたものが多い。特に西国三十三番、谷汲山華厳寺の十一面観音はその中でも傑作である。

結構古いもののようですね。
古い上にやわらかい岩に彫り込んだせいか、たしかに風化が著しいです。
上部の方は崩れて形が分からない仏像もちらほらあります。

magai6.jpg

magai2.jpg

magai3.jpg

こうやって朽ちていくのが自然物にそのまま彫り込んだ彫刻の運命であって、自然な姿だと思います。

岩壁の形を生かして幾層にも彫り込まれた仏像群がなかなかワイルドでした。

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